第241章 宮本蓮太郎、もう逃げられないぞ

ほどなくして、福田祐衣は店の一番奥にあるボックス席に、今夜のターゲットを見つけた。

宮本蓮太郎。

ポマードで撫でつけた髪はてらてらと光り、両脇に露出度の高い女を抱き寄せている。片手にワイングラスを持ち、脂下がった笑みを浮かべていた。

手元には空のグラスが散乱し、空気中にはそこはかとなく大麻の甘ったるい匂いが漂っている。

「宮本社長ぉ~、いけずぅ~」

「焦らないでくださいよぉ、社長ったら」

女たちの媚びるような甘い声がそこかしこで上がる。宮本蓮太郎は得意絶頂といった様子で笑い、女の体を弄り回すその手つきは下劣極まりない。

福田祐衣は掌を握り締め、嫌悪感に眉をひそめた。寄ってくる男...

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